

「このクレジットカードについている赤とオレンジの丸って、何のマーク?」
「カードの端にある波みたいなマークは?」
クレジットカードには、意味を知らないまま使っているマークがいくつもあります。でもこれらは飾りではなく、そのカードが「どこで」「どうやって」使えるかを示す実用的な目印です。
この記事では、マークの名前がわからなくても、色と形から探せる早見表を最初に用意しました。そのうえで、それぞれのマークの意味・見分け方を図解で解説します。
この記事でわかること
- 赤とオレンジ(黄色)の重なった丸が何のマークか
- 波のようなマーク(通称リップルマーク)の正体と使い方
- Visa・Mastercard・JCBのマークの見分け方
- カード券面の各部分の名称(ICチップ、ホログラムなど)
- お店のレジにあるマークの読み方
【早見表】クレジットカードのマーク一覧|色と形からすぐ探せます
まずは見た目から探せる早見表です。手元のカードを見ながらお使いください。
| 見た目 | マークの名前 | 意味 |
|---|---|---|
| 赤とオレンジ(黄色)の丸が2つ重なっている | Mastercard(マスターカード) | 国際ブランド。世界中の加盟店で使える |
| 青い文字で「VISA」、右上に金色のはね | Visa(ビザ) | 国際ブランド。世界シェア最大 |
| 青・赤・緑の3色 | JCB(ジェーシービー) | 日本発の国際ブランド |
| 青い四角に白文字(センチュリオン) | American Express(アメックス) | 国際ブランド。旅行特典に強い |
| 半分に分かれた円 | Diners Club(ダイナースクラブ) | 世界初のクレジットカード |
| オレンジ系のグラデーション | Discover(ディスカバー) | アメリカ発の国際ブランド |
| 赤・青・緑が重なった3色 | 銀聯(ぎんれん/UnionPay) | 中国発。発行枚数は世界最大級 |
| 弧が4本並んだ波のようなマーク | タッチ決済(コンタクトレス)マーク 通称「リップルマーク」「電波マーク」 | かざすだけで支払える |
| 金色の四角い板 | ICチップ | 暗証番号で決済する部分。偽造に強い |
| 傾けると絵柄が動く部分 | ホログラム | 偽造防止。最近は省略も多い |


「赤とオレンジの丸」の正体はMastercard(マスターカード)
カードの右下(または右上)にある、赤い円とオレンジ(黄色)の円が重なったマーク。これは国際ブランド Mastercard(マスターカード) のマークです。
「赤と黄色の丸」「丸が二つ」「オレンジと赤の丸」と表現されることも多いですが、すべて同じマークを指しています。
なぜ2つの円が重なっているのか
赤い円は「情熱」、黄色い円は「豊かさ」を象徴し、2つの円が交わる部分は「人々のつながり」や「価値の交換」を意味しているとされています。重なった中央部分がオレンジ色に見えるのは、赤と黄色が重なった色を表現しているためです。
「丸が二つ」だけで文字がないカードもある
近年は、「Mastercard」の文字がなく、2つの円だけのシンプルなデザインのカードが増えています。文字がないため「これは何のマークだろう」と迷いやすいのですが、赤とオレンジの円が2つ重なっていれば Mastercard と判断して問題ありません。
色の見え方はカードによって少し違います
同じMastercardのマークでも、カードのデザインによって色の印象が変わります。背景が濃い色のカードでは黄色い円が明るく見え、白いカードではオレンジ寄りに見えることがあります。検索されるときに「赤と黄色の丸」「赤とオレンジの丸」と表現が分かれるのはこのためです。どちらの言い方でも、指しているマークは同じです。
また、2つの円の重なり方や大きさもデザインによって微妙に異なりますが、「赤系の円」と「黄〜オレンジ系の円」が横に並んで一部が重なっているという特徴が共通していれば、Mastercardと考えて差し支えありません。
Mastercardのマークが「ない」場合に確認すること
手元のカードにMastercardのマークが見当たらない場合は、次の順に確認してみてください。
- カードの裏面にマークが移動しているデザインが増えています
- 「VISA」「JCB」など別のブランドマークが入っていないか
- そもそもクレジットカードではなくキャッシュカードではないか(銀行名や支店番号が書かれている)
国際ブランドマークがまったく見当たらない場合、そのカードはクレジットカードではない可能性があります。詳しくは後半の「クレジットカードとキャッシュカードのマークの違い」で解説します。
Mastercardのマークがあるカードが使える場所
お店の入り口やレジに同じMastercardのマークがあれば、そのカードで支払えます。
MastercardはVisaに次ぐ世界シェアNo.2の国際ブランドで、加盟店数もVisaとほぼ同等です。とくにヨーロッパ圏に強いと言われることが多く、日本のコストコで使える唯一の国際ブランドでもあります。「プライスレス」をテーマにした独自の特典やキャンペーンも用意されています。
波のようなマーク(リップルマーク)はタッチ決済の目印
カードの表面にある、短い弧が4本並んだマーク。Wi-Fiのマークを横に倒したような形で、「リップルマーク」「電波マーク」「波マーク」などと呼ばれます。いずれも通称で、指しているものは同じです。
これは タッチ決済(コンタクトレス決済)に対応しているという目印です。
正式にはコンタクトレス決済のマーク
「リップルマーク」は通称で、正式には非接触決済(コンタクトレス)の共通マークです。国際ブランドを問わず共通のデザインが使われているため、VisaでもMastercardでもJCBでも同じ形をしています。
暗号資産の「リップル(XRP)」とはまったく関係ありません。形が波紋(ripple)に似ていることからそう呼ばれています。
支えているのはNFC(Type A/B)という技術
この非接触通信を実現しているのが、「NFC(Near Field Communication)」という国際標準規格の近距離無線通信技術です。日本の交通系ICカードで使われている「FeliCa」もNFCの一種(Type-F)ですが、クレジットカードのタッチ決済では、世界的に広く採用されている「Type A/B」という規格が使われています。これにより、世界中の国々で同じようにタッチ決済が利用できます。
使い方は「かざすだけ」
レジの端末に同じマークがあれば、カードを端末にかざすだけで支払いが完了します。差し込みやサインが不要なため、少額の支払いではとくにスムーズです。


タッチ決済の3つのメリット
① スピーディーな決済
決済端末にカードをかざすだけで、数秒で支払いが完了します。小銭を探したり、お釣りを受け取ったりする手間がありません。
② サインや暗証番号が不要(一定金額以下)
スーパーやコンビニなどでの少額決済の場合、多くはサインや暗証番号の入力が不要です。レジの混雑緩和にもつながります。
③ 高いセキュリティ
通信の都度、取引情報が暗号化されます。通信距離が数cmと非常に短いため、知らないうちに情報を読み取られる(スキミング)リスクも極めて低くなっています。万が一の紛失・盗難時も、ICカード決済と同様にカード会社の補償が適用されます。
ブランドごとの呼び名の違い
マークは共通ですが、サービス名はブランドごとに違います。
| ブランド | 呼び名 |
|---|---|
| Visa | Visaのタッチ決済 |
| Mastercard | Mastercardコンタクトレス |
| JCB | JCBコンタクトレス |
| American Express | American Express Contactless |
Visa(ビザ)のマークの見分け方
Visaのマークは、カードの右下または右上に配置されていることがほとんどです。
青い文字で「VISA」と書かれ、Vの右上が金色にはねているのが特徴です。デザインは時期によって異なり、青・白・金の3色の帯が入ったものもあります。どちらもVisaです。
Visaは世界No.1のシェアを誇る国際ブランドです。200以上の国と地域、数千万の加盟店で利用でき、「Visaが使えない場所はほとんどない」と言われるほどの決済ネットワークを持っています。海外でカードを1枚だけ持っていくならVisaが無難とよく言われるのはこのためです。
「Visa」という名称は、あらゆる場所で受け入れられる「ビザ(査証)」をイメージして名付けられました。
三井住友カード(NL)や楽天カードなど、多くのカード会社が主力カードとしてVisaブランドを発行しており、選べるカードの種類が非常に豊富なのも特徴です。
JCB(ジェーシービー)のマークの見分け方
青・赤・緑の3色が並んだマークです。Japan Credit Bureauの頭文字を取ってJCBと名付けられました。3色はそれぞれ「責任感とサポート(青)」「活力と親近感(赤)」「多様性と先進性(緑)」を表現しているとされています。
日本発祥の唯一の国際ブランドで、国内の加盟店数が非常に多く、国内利用で困ることはまずありません。ポイント優待店や各種チケットの先行予約、空港ラウンジサービスなど、国内向けの特典が充実しているのが最大の強みです。
プロパーカードであるJCBオリジナルシリーズ(JCBカード Wなど)は、ポイント還元率が高く人気があります。
海外では、ハワイ・グアム・台湾・韓国など日本人に人気の観光地では使えることが多い一方、地域によってはVisa・Mastercardに比べて使える店が限られる場合があります。
カード券面の各部名称【図解】
カードの表面・裏面のことを「券面(けんめん)」と呼びます。どこに何があるのかを整理します。
表面にあるもの
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| 国際ブランドマーク | Visa、Mastercard、JCBなど |
| カード発行会社(イシュア)のロゴ | 楽天カード、三井住友カードなど |
| ICチップ | 金色の四角い部分 |
| タッチ決済マーク | 波のようなマーク |
| カード番号・有効期限・名義 | 最近は裏面に移動、または印字なし(ナンバーレス)も |
| ホログラム | 傾けると絵柄が動く部分 |


① 国際ブランドマーク
カードの右下や右上にある「VISA」「Mastercard」「JCB」などのロゴです。国際ブランドとは、世界中でカード決済ができるシステム網を提供している会社のこと。このマークがあるおかげで、日本国内だけでなく海外の加盟店でも同じように決済ができます。
② カード発行会社(イシュア)のロゴ
国際ブランドとは別に、カードそのものを発行している会社のロゴです(楽天カード、三井住友カードなど)。国際ブランドが決済システムを提供するのに対し、発行会社は入会審査・カード発行・請求・ポイント付与など、利用者と直接やり取りする役割を担います。年会費やポイント還元率、付帯保険の内容は発行会社によって決まります。
③ ICチップ
カード左側にある金色または銀色の四角いチップです。情報を暗号化して記録しているため、偽造やスキミングが極めて困難で、レジの端末に差し込んで暗証番号を入力して決済します。
④ カード番号
中央に刻印または印字されている14〜16桁の数字です。オンラインショッピングで必要になる重要な情報です。最初の1桁は業種を示し、続く数桁で発行会社が識別できる仕組みになっています。他人に知られないよう厳重に管理してください。
⑤ 有効期限
「12/28」のように月/年の形式で記載され、この場合は2028年12月末まで有効という意味です。期限が近づくと通常はカード会社から新しいカードが郵送されます。古いカードは、ICチップと磁気ストライプを切断してから破棄してください。
⑥ カード名義人
ローマ字で刻印された氏名が名義人です。クレジットカードは原則として本人しか利用できず、家族であっても貸し借りは利用規約で禁止されています。
裏面にあるもの
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| 磁気ストライプ | 黒い帯。古い端末での決済に使う |
| 署名欄(サインパネル) | 自分の名前を書く欄 |
| セキュリティコード | 3桁または4桁の数字。ネット決済で使う |
| カード発行会社の連絡先 | 紛失・盗難時の問い合わせ先 |


① 署名欄(サインパネル)
裏面上部の白い欄です。カードが届いたら、まず油性ボールペンで自筆のサインを記入します。サインのないカードは、店舗で利用を断られたり、紛失・盗難時の補償が受けられなかったりする可能性があります。漢字・ひらがな・ローマ字のいずれでも構いません。
② セキュリティコード
署名欄の右側などに印字された3桁(American Expressは表面に4桁)の数字です。オンライン決済でカードが手元にあることを証明する、いわば「インターネット上の暗証番号」です。カード番号が流出しても、この番号がわからなければ不正利用を防げる可能性が高まります。
③ 磁気ストライプ
裏面上部の黒い帯です。カード番号などが磁気データとして記録されています。現在はICチップが主流ですが、IC非対応の端末や一部のATMで使われます。強い磁気を発するもの(バッグのマグネットなど)に近づけるとデータが破損することがあるため注意が必要です。
④ カード発行会社の連絡先
紛失・盗難に気づいたときすぐ連絡できるよう、発行会社の電話番号やウェブサイトが記載されています。万が一に備えて、スマートフォンなどに別途控えておくと安心です。
金色の四角い部分はICチップ
表面にある金色の四角い板がICチップです。磁気ストライプに比べて情報を複製しにくく、偽造に強いのが特徴です。現在のカード決済は、このICチップを使うのが主流です。
ホログラムがないカードが増えている理由
かつては、傾けると絵柄が動くホログラムが偽造防止のために必ず入っていました。しかし近年は、カード番号を券面に印字しない「ナンバーレスカード」が増えたことなどにより、ホログラムを省略したカードも多くなっています。
ホログラムがなくても、そのカードが偽物というわけではありません。
ナンバーレスカードは券面に何も書かれていない
最近増えているナンバーレスカードは、カード番号・有効期限・セキュリティコードが券面にいっさい印字されていません。券面にあるのは国際ブランドマーク、発行会社のロゴ、ICチップ、タッチ決済マークくらいです。
番号はカード会社のアプリや会員サイトで確認します。券面を見られても番号がわからないため、のぞき見による不正利用を防げるのが利点です。「カードに数字が書かれていないけれど不良品ではないか」と心配になる方がいますが、これは仕様であり、正常なカードです。
まぎらわしいマーク:電子マネー・QRコード決済との違い
お店のレジには、クレジットカードの国際ブランド以外にもさまざまなマークが並んでいます。見分けがつかないと「自分のカードが使えるのか」が判断しづらいので、整理しておきます。
| マークの種類 | 代表的なもの | 支払いのしくみ |
|---|---|---|
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | クレジットカードで後払い |
| 電子マネー | Suica、PASMO、iD、QUICPay、楽天Edy | 事前チャージ、またはカードに紐づけて支払い |
| QRコード決済 | PayPay、楽天ペイ、d払い | スマホでコードを読み取って支払い |
| J-Debit | J-Debit | 銀行口座から即時引き落とし |
クレジットカードで支払いたいときに見るのは、国際ブランドのマークだけです。電子マネーやQRコード決済のマークがどれだけ並んでいても、自分のカードのブランドマークがなければクレジットカードでは支払えません。
なお、iDやQUICPayはクレジットカードと紐づけて使う「後払い型」の電子マネーです。この場合、レジでは「iDで」「QUICPayで」と伝えることになり、支払いはひもづけたクレジットカードにまとめて請求されます。
主要7大国際ブランドのマーク一覧と特徴
| ブランド | マークの見た目 | 特徴 |
|---|---|---|
| Visa | 青い「VISA」+金のはね | 世界シェア最大。海外で最も使いやすい |
| Mastercard | 赤とオレンジの重なった丸 | Visaと並ぶ2大ブランド。ヨーロッパに強い |
| JCB | 青・赤・緑の3色 | 日本唯一の国際ブランド。国内のサポートが手厚い |
| American Express | 青い四角に白文字(センチュリオン) | 旅行・空港ラウンジ等の特典が充実 |
| Diners Club | 半分に分かれた円 | 世界初のクレジットカード。グルメ特典 |
| Discover | オレンジ系グラデーション | アメリカ中心。日本ではJCB加盟店で使える場合がある |
| 銀聯(UnionPay) | 赤・青・緑の3色 | 中国を中心に発行枚数が世界最大級 |
Visa・Mastercard・JCBは前の見出しで解説しました。ここでは残る4ブランドを詳しく見ていきます。
American Express(アメリカン・エキスプレス/アメックス)
青い四角い背景に白抜きで「AMERICAN EXPRESS」と書かれ、中央に古代ローマの百人隊長(センチュリオン)が描かれています。百人隊長は「信頼」「安全」「守護」の象徴とされています。
高いステータス性と充実した特典で知られるブランドです。とくに旅行(Travel)とエンターテインメント(Entertainment)に関する「T&E」のサービスに強く、空港ラウンジの利用、手荷物無料宅配、ホテル優待、コンシェルジュサービスなど手厚い特典が魅力です。JCBと加盟店開放提携を結んでいるため、日本国内の多くのJCB加盟店でも利用できます。
Diners Club(ダイナースクラブ)
青い地球儀のような円の中に「Diners Club INTERNATIONAL」と書かれたロゴです。「食事(Dine)をする人々のクラブ」として誕生した、世界で初めてのクレジットカードです。
ステータス性が高く、とくにグルメ系の特典に定評があります。対象レストランのコース料理が1名分無料になるサービスは人気が高く、Amex同様、JCBとの提携により国内の多くの店舗で利用できます。
Discover(ディスカバー)
オレンジ色の背景に「DISCOVER」の文字とオレンジ色の円がデザインされたロゴです。新しい価値や体験を「発見する(Discover)」という意味が込められています。
アメリカの大手百貨店シアーズによって設立されたブランドで、アメリカ国内では高いシェアを誇ります。日本で直接発行されているカードはほとんどありませんが、JCBと提携しているため、日本国内のJCB加盟店(一部を除く)でDiscoverカードが利用できます。
銀聯(ぎんれん/UnionPay)
赤・青・緑の3色を使ったロゴデザインです。中国の銀行間決済ネットワークとして設立されました。
発行枚数は世界No.1で、デビットカードとしても広く利用されています。日本では、中国からの観光客が多く訪れる百貨店や家電量販店、空港などを中心に加盟店が広がっています。
お店のレジにあるマーク(アクセプタンスマーク)の読み方
お店の入り口やレジに貼ってある、国際ブランドのマークの一覧を「アクセプタンスマーク」と呼びます。これは「このお店ではこれらのブランドのカードが使えます」という表示です。
確認のしかたはシンプルです。
たとえば手元のカードが「赤とオレンジの丸(Mastercard)」なら、お店側に同じマークがあればOKです。


アクセプタンス(Acceptance)は「受け入れ」を意味します。つまり「当店ではこれらのブランドを受け入れています」という案内です。
どこで確認できるか
- 店舗の入り口のドア
- レジカウンターの横や卓上
- レジ画面の横
- 公式ウェブサイトの支払い方法の案内ページ
最近は、クレジットカードの国際ブランドだけでなく、電子マネー(Suica、PASMO、iD、QUICPayなど)やQRコード決済(PayPay、楽天ペイ、d払いなど)のマークも一緒に表示されていることがほとんどです。これにより、使える決済方法が一目で判断できます。
クレジットカードとキャッシュカードのマークの違い
見た目が似ていても、役割はまったく違います。
| クレジットカード | キャッシュカード | |
|---|---|---|
| 役割 | 後払いで買い物をする | 銀行口座からお金を引き出す |
| 目印になるマーク | 国際ブランドマーク(Visa等) | 銀行名・キャッシュカードの表記 |
| 支払いのタイミング | 翌月以降にまとめて引き落とし | その場で口座から出る |
券面で見分ける3つのポイント
① 国際ブランドマークの有無
最も分かりやすい違いです。Visa・Mastercard・JCBなどのマークがあれば、それはクレジットカード(または国際ブランド付きデビットカード)です。キャッシュカードには基本的にこのマークはありません。
② 金融機関名や支店番号の記載
キャッシュカードには、発行した銀行名や支店番号、口座番号が記載されています。クレジットカードにはこれらの記載はありません。
③ 「Debit」「J-Debit」のマーク
キャッシュカードに支払い機能が付いている場合は「J-Debit」のマークがあります。また、ブランドデビットカードには国際ブランドマークとともに「DEBIT」の文字が併記されます。これは、利用すると即時に銀行口座から引き落とされるカードであることを示します。
なお、1枚で両方の機能を持つ「キャッシュカード一体型」もあります。この場合は表面にクレジットカードの情報、裏面にキャッシュカードの情報が記載されていることが多く、店舗で使う際は「クレジットで」「デビットで」とどちらの機能で払うかを伝える必要があります。
マークがあっても「カードで払えない支払い」があります
ここまで見てきたとおり、カードのマークは「そのお店で使えるか」を教えてくれます。
ただし、マークの有無に関係なく、そもそもカード払いに対応していない支払いがあります。その代表が家賃です。
家賃は、口座振替や銀行振込で払う契約になっていることがほとんどで、「カードが使えるお店を探す」という話とは別の問題です。毎月の支出のなかで大きな金額なのに、カードのポイント対象にならないのはもったいないところです。
ただ最近は、物件がカード払いに対応していなくても、家賃をクレジットカードで支払えるサービスが出てきています。
RentEase(レンティーズ)はそのひとつで、次のような使い方ができます。
- 対応物件でなくてもクレジットカードで家賃を支払える
- 使いたい月だけの利用もできる
- 支払いを翌月以降に回せる
※ご利用にあたっては所定のサービス利用料がかかります。詳しい条件は公式サイトをご確認ください。
よくある質問
Q. 赤とオレンジの丸は何のマークですか?
A. Mastercard(マスターカード)のマークです。「Mastercard」の文字がなく、2つの円だけのデザインのカードもあります。
Q. リップルマークとは何ですか?
A. カードにある波のようなマークの通称で、タッチ決済(コンタクトレス決済)に対応している目印です。暗号資産のリップル(XRP)とは関係ありません。
Q. VisaとMastercardはどちらがいいですか?
A. どちらも世界的に加盟店が多く、日常利用で困ることはほとんどありません。2枚目を作るなら、片方が使えない場面に備えて別のブランドにしておくと安心です。
Q. 海外旅行に行くならどのブランドがおすすめですか?
A. VisaまたはMastercardが最もおすすめです。この2大ブランドは世界中のほとんどの国と地域をカバーしています。より万全を期すなら、VisaとMastercardを1枚ずつ、あるいはJCBやAmexなど異なる系統を組み合わせた2枚持ちにすると、片方が使えない店や磁気不良・紛失時にも対応でき、リスク分散になります。
Q. カードのマークが擦れて見えにくくなっても使えますか?
A. ICチップと磁気ストライプが無事なら決済は可能です。ただし、破損が進むと読み取れなくなるため、カード会社に再発行を相談することをおすすめします。
Q. ホログラムがないカードは偽物ですか?
A. いいえ。ナンバーレスカードの普及などにより、ホログラムを省略したカードが増えています。
Q. お店にマークがなければ絶対に使えませんか?
A. 表示が古いままの場合もあるため、レジで確認してみる価値はあります。
Q. カード名称とは何のことですか?
A. 文脈によって2つの意味があります。ひとつは「楽天カード」「三井住友カード(NL)」といったカードの商品名、もうひとつはカードに記載された名義人(ローマ字の氏名)を指す場合です。申込フォームなどで「カード名義」と書かれていれば後者を意味します。
Q. カードの金色の部分は何ですか?
A. ICチップです。暗証番号を入力して決済するときに使う部分で、情報を暗号化して記録しているため偽造に強いのが特徴です。傷や汚れがあると読み取れなくなることがあるため、丁寧に扱ってください。
Q. マークの位置がカードによって違うのはなぜですか?
A. 国際ブランドの規定の範囲内で、カード発行会社がデザインを決めているためです。右下が一般的ですが、右上や裏面に配置されているカードもあります。位置が違っても機能に差はありません。
Q. タッチ決済マークがあるのに、かざしても反応しません。
A. お店の端末がタッチ決済に対応していない可能性があります。レジ側にも同じ波のマークがあるか確認してください。対応している場合でも、かざす位置がずれていたり、他のICカードと重ねて持っていると反応しないことがあります。うまくいかないときは、ICチップを差し込む方法に切り替えれば支払えます。
まとめ
- 赤とオレンジの重なった丸=Mastercard。文字がないデザインも増えている
- 波のようなマーク(リップルマーク)=タッチ決済対応の目印。ブランド共通
- 金色の四角=ICチップ。ホログラムがないカードも今は珍しくない
- お店のマーク(アクセプタンスマーク)と自分のカードのマークが一致すれば使える
- ただし家賃のように、そもそもカード払いに対応していない支払いもある


